ビタミンC誘導体は、配合されている化粧品も多いので知っている人もいますよね?でも、ビタミンC配糖体って?聞いたことがほとんどありません。同じビタミンCがベースになっているから効果に違いはなさそうな気がするけど・・・どうなんでしょう?ビタミンC誘導体とビタミンC配糖体の違いも調べてみましょう!
目次〜この記事に書かれていること〜
ビタミンCについて知っておこう!
ビタミンCは、L-アスコルビン酸とも呼ばれる成分ですね。主に柑橘系のレモンやグレープフルーツなどに多く含まれています。人間以外の動物は、体内でもビタミンCを生成できるのに対して、人間はビタミンCを体内で生成することができません。ですので、食品や飲料などから効率良く摂取することが大切なんですよ!
ビタミンCの特徴と摂取目安
ビタミンCは、コラーゲンを生成するために必要不可欠な存在!ビタミンCが欠乏していれば、当然ですが肌の状態も悪くなってしまいますよ!その他には、ストレスや活性酵素から体を守ってくれるので、人間が健康に生きていくためには欠かせない成分ということが言えるでしょう!では、ビタミンCは1日にどのくらい摂取すれば良いと思いますか?
1日のビタミンC摂取目安
※喫煙する人は上記に35mgプラスする必要がありますよ!
ビタミンCは、男性と女性で1日の摂取量が異なります。上記の目安を参考にして、1日分のビタミンCを摂取するようにしてくださいね!
厚生労働省 統合医療情報発信サイトのビタミンC必要摂取量など
ビタミンCが多く含まれている食べ物や飲み物をまとめました!!

ビタミンCは、健康に欠かせない栄養素ですよね!そこで、ビタミンCの平均摂取量やビタミンCが多く含まれている食べ物・飲み物をまとめてみました。食生活の参考にしてみてくださいね!
ビタミンCは平均でどのぐらい摂取されている?
ビタミンCは、男性・女性共に平均値で推奨摂取量に足りていないことが、厚生労働省の調査で明らかになっています。致命的に足りていないわけではないので、病気になってしまう心配はありませんよ!普段の食生活では、推奨されている摂取量に足りないので、サプリメントなどで補うことも視野に入れておきましょう!
ビタミンCが多く含まれている食べ物
※食材100gあたりのビタミンC含有量
ビタミンCが多く含まれている商品を参考にすれば、毎日の食生活に活かせますね!
くすりの健康日本堂:ビタミンCが多い食べ物・食品ランキング TOP100
ビタミンCが多く含まれている飲料品
※飲料100gあたりのビタミンC含有量
飲料は、成分表にビタミンCの含有量が記載されているので、購入する際にチェックするようにしましょう!
ビタミンCを摂取しなければどうなる?
ビタミンCを1日10mg以下の摂取状態が続くと、壊血病になってしまうリスクが高くなります。壊血病になってしまうと、関節痛・歯茎の炎症・疲労感・うつ状態などの症状がでてきますよ。現代では、ほとんど聞かなくなって病気ではありますが、ごくまれに発症する人もいるようです。歴史で習ったことがあると思いますが、15世紀あたりの大航海時代では壊血病のために命を落としてしまった人たちも多いんですよ!極端に言えば命に関わる病気ではありますが、数週間に渡りビタミンCの摂取量が1日10mg以下になることはあり得ないです。無理なダイエットをしたりしていれば別ですが・・・。それに、壊血病になったとしてもビタミンCを摂取すれば回復していくので安心ですよ!ほとんどなることはない病気ですが、全く摂取しなければリスクもあるということを覚えておきましょう!
ビタミンC誘導体は水溶性と油溶性2つの特徴を持つ!
ビタミンCは、美容に欠かせない成分ですが、実は壊れやすく皮膚から浸透しにくいという特徴があります。そのビタミンCの欠点を補うために開発されたのがビタミンC誘導体なんですよ!
ビタミンC誘導体の種類
水溶性ビタミンC誘導体
水溶性のビタミンC誘導体は、皮膚に浸透していきやすい特徴があるので、化粧水や美容液などに配合されていることが多いですよ!ビタミンC誘導体が配合されている化粧水を使用している人も多いですよね?
油溶性ビタミンC誘導体
水溶性のビタミンCと油分を一緒にした状態が油溶性ビタミンC誘導体。水と油は混ざらない特徴がありますよね?それなら一緒にしても意味がないのではと思っていませんか?でも、油分って肌の表面にバリアを張ってくれるので、ビタミンC誘導体を皮膚に浸透させつつ表面も保護できる優れものなんですよ!なので、保湿クリームやスキンクリームなどに配合されています。
水溶性と油溶性2つの特徴を持つビタミンC誘導体
成分名だけ見ると・・・?マークでいっぱいになりそうですよね(笑)成分表などにはAPPSとも表示されることがあります。アスコルビン酸-2リン酸-6パルミチン酸は、水溶性の浸透力の高さと油溶性のバリア機能を保有しているので、最強のビタミンC誘導体といっても過言ではありません!浸透力も水溶性ビタミンC誘導体よりもアップしているので、肌につける化粧品にはマッチして成分ということになるわけです!APPSが配合された化粧水や美容液を使用したい人は、成分表をしっかり確認する必要がありますよ!ビタミンC誘導体配合と記載されていてもAPPSが配合されているわけではないので勘違いしないようにしましょう!
ビタミンC配糖体はビタミンC誘導体の上位版!
ビタミンC誘導体は、壊れやすく皮膚に浸透しにくいビタミンCを改良した成分でしたよね?でも、ビタミンC誘導体も少し不安定で壊れやすい特徴があるんですよ。ビタミンC誘導体のマイナス要素を改良したのがビタミンC配糖体!ビタミンC配糖体は、安定力が高く壊れにくい特徴があるので、ビタミンC誘導体よりも優秀と言える成分なのです!
ビタミンC配糖体は、アスコルビル酸グルコシドと呼ばれていて、ビタミンC誘導体に糖が結合した成分ということになります。岡山大学の教授たちが発見した成分なんですよ!
参考:新規L一アスゴルピン酸配糖体とその製造方法(研究論文)
ではそもそも配糖体って、どのような意味なんでしょうか?
配糖体って?糖の水酸基が炭化水素やアルコールなどの非糖質化合物と結合(グリコシド結合)してできる化合物の総称なんだそうです・・・。なんだかサッパリ意味がわかりませんね(笑)簡単に言えば、ビタミンC誘導体に糖をくっつけてみたよってことなんです!わかりやすいでしょ?ビタミンCには糖が含まれていないので、イメージ的にはレモンティーですかね(笑)それが、肌に対して効果を発揮してくれるというわけです!
ビタミンC誘導体とビタミンC配糖体の違いを表にしてみました!
ビタミンCからビタミンC誘導体やビタミンC配糖体について色々と調べてきたけど結局のところ違いってどこにあるんだろうね?
ビタミンC・ビタミンC誘導体・ビタミンC配糖体の違い
ビタミンC | ビタミンC誘導体 | ビタミンC配糖体 | |
---|---|---|---|
安定感 | × | △ | 〇 |
浸透力 | × | 〇 | ◎ |
持続力 | × | △ | 〇 |
上記の表を見れば、ビタミンC誘導体やビタミンC配糖体との違いがわかりやすいでしょ?化粧品として使用するなら安定感・浸透力・持続力の高い方が良いもんね!ビタミンC誘導体が優れていないというわけではないけど、新たに発見されたビタミンC配糖体の方がもっと優れているということなんだよね~♪今は、ビタミンC配糖体が配合されている化粧品って少ないけど、注目されている成分だからドンドン発売される可能性は高いよね!かなり注目の成分だから要チェックですよ!
ビタミンC配糖体を使うなら?
ビタミンC配糖体が配合されている化粧品を使ってみたいと思った人も多いんじゃない?実際に配合されている商品を見ると、フェース・ラメラモードプレケアエッセンス&ウォーターCやセルベスト・リポコラージュラメラエッセンスCなど商品数はかなり少ないよ・・・。後は、生コラーゲンにビタミンC配糖体が配合されたものを使用しているエステサロンがあるくらいかな~。興味がある人は、1度使ってみるのも良いかもね!わたしは、セルベスト・リポコラージュラメラエッセンスCを購入済みです♪気になる方は下記をご覧ください!