ヒアルロン酸の5倍も保水力を持っていると、なんとなくスゴイかもってイメージになりますよね?サクランがヒアルロン酸の5倍も保水力があるなら、肌につけた時の保湿力にも期待ができそう!ということで、話題になっているサクランについて調べていってみましょう!
目次〜この記事に書かれていること〜
サクランとは・・?基本情報からチェック!
サクランは、ヒアルロン酸やコラーゲンと同じく多糖類に分類される成分です。多糖類?って言われてもよくわかんないよね(笑)


コトバンク:多糖類
コトバンクの説明を読んでもわかりにくいね(笑)簡単に説明すると単糖類はグルコースやガラクトースなどのことで、これ以上は加水分解できない糖類のこと。この単糖類が何個も結びついてできたものが多糖類ってことになるわけ。これなら、なんとなくイメージしやすいでしょ?
サクランは奇跡の生物から抽出される成分!
サクランは食用の藍藻(らんそう:藍色の藻類のこと)であるスイゼンジノリ(水前寺海苔)から抽出した成分。九州の阿曽地方の伏流水でしか育たない希少な光光合成微生物がスイゼンジノリなんですよ。サクランは、スイゼンジノリが自分でバリアを張って身を守ることに注目したからこそ、現在は化粧品や食品に使用されることができた成分になっています。天然の成分なのにヒアルロン酸の5倍も保水力があるって本当にスゴイですよね!奇跡の生物とスイゼンジノリが呼ばれているのも納得です!
サクランはグリーンサイエンス・マテリアル株式会社の登録商標
2007年に設立されたグリーンサイエンス・マテリアル株式会社が、2008年にサクランの物質・製法・用途の特許取得をしました。つまり、サクランはグリーンサイエンス・マテリアル株式会社の許可がなければ、化粧品や食品に使用することができない成分というわけです。サクランを配合した化粧品や食品を開発したい時は、グリーンサイエンス・マテリアル株式会社に許可を得る必要があります。処方開発のお手伝いは、お気軽に相談してもOKみたいですね。
グリーンサイエンス・マテリアル株式会社:お問い合わせフォーム
サクランの効果はヒアルロン酸の5倍以上!
サクランの効果はヒアルロン酸の5倍以上と言われていますが、ピンとこないですよね(笑)ココからはわかりやすくサクランの効果を説明していきます!
1.高保湿力
サクランの保湿力は、純水で6倍・塩水で10倍とヒアルロン酸の性能をはるかに上回っています。一般的に化粧品に使用されている純水との比較で6倍なら、肌につけた時の保湿力にかなり期待ができると思いませんか?乾燥する季節や乾燥肌で悩んでいる人の救世主に成り得る成分といっても過言ではないですね!
2.高粘性(ねんせい)
サクランの高粘性はキタサンガムの4倍・ヒアルロン酸の80倍もあります。粘りがあるので肌にしっかりした「つけ心地」があり、表面にバリアが張られていることを実感しやすいということです。バリア機能が高い成分なので、水分の蒸発を防ぎ、乾燥知らずの肌へと導いてくれるというわけです♪
3.抗炎症効果
サクランをアトピー性皮膚炎の患者さんに塗布する実験では、ステロイド系の塗布剤よりも炎症を緩和できることがわかっています。表面にバリアを張ることで、炎症部位をしっかり守り症状の緩和につながっていることを考えれば、ニキビで悩んでいる人にも効果が期待できるということになりますよね!肌トラブルを抱えている人の悩み解決にも一役買ってくれそうな成分です!
4.皮膜形成
サクランはナノサイズの成分なので、肌表面に細かいバリアを張ることができます。細かい網目状のバリアだから、肌から蒸発する水分をしっかり吸収することができるんです!肌からの水分をキャッチすれば、肌の表面には水分でできた薄い膜が張るわけです。この薄い被膜が肌を外的ストレスから守ってくれる大きな存在になるんですよ!
5.肌のキメを整える
サクランを乾燥した肌に塗布する実験を行ったところ、約2週間で潤いがアップしキメが整ったというデータもあるんです!サクラン配合の化粧品を使用すれば、加齢でキメが乱れてきた肌も若々しく元気にしてくれるはず・・・!
サクランがヒアルロン酸より優れている4つの効果
サクランとヒアルロン酸の違いって保水力以外に何があるの?って思いますよね。そこまで、大きな違いがなければヒアルロン酸配合の化粧品でも良いわけです。サクランが配合されている化粧品を使う理由はどこにあるのか調べてみましょう!
サクランがヒアルロン酸よりも優れている4つの効果
- 保水力が6~10倍
- 粘性が高い
- バリア機能に優れている
- 分子量が16倍以上
ヒアルロン酸よりもサクランが優れている部分を見てみると、肌に潤いでできたバリアを張ることができる成分だということがわかりますよね!保水力や粘性については先述しているので省きますが、分子量はヒアルロン酸が100万以上に対してサクランは1,600万以上もあるんですよ!分子量が多ければ、それだけ肌にバリアをしっかり張れることにつながります。バリアがしっかりしているなら肌を守る能力も高いということになりますね!肌を守りたいのであれば、ヒアルロン酸よりもサクラン配合の化粧品を選んだ方が良いということになるわけです。
サクラン配合の商品を3つ紹介!
サクランが配合されているオススメの商品を紹介していきます。
保湿力が高くて使い心地の良いteateaオールインワンジェル
保湿成分には、サクランやアルガンオイルが配合されています。潤いの持続力も高くサラッとした使い心地で、デイリーユースしたくなるオールインワンジェルですよ!
製薬会社が開発したサクラン配合の2in1エッセンス
ダーマボーテ エッセンスは、化粧水と乳液が一緒になった2in1タイプのスキンケア化粧品です。製薬会社が開発した商品なので、信頼度も高そうなイメージですよね!
肌に優しい無添加処方のオールインワンゲル
保湿力の高いサクランを配合して、合成着色料・合成香料・合成界面活性剤などを含まず開発された肌に優しいオールインワンゲルです。
サクランが配合された化粧品はまだまだ少ない!
サクランが配合されたスキンケア化粧品を検索してみると、まだまだ少ないのが現状です。数が少ないので選ぶのも難しいですが、自分の肌に合ったスキンケア化粧品を探してみてくださいね!わたしが実際に使用してみた感じでは、teateaのオールインワンジェルは使い心地や保湿力に加えてコスパも申し分ないので、かなりオススメのサクラン配合商品です!サクランは話題の成分なので、これから配合された商品も数多く発売されると思います。今後の保湿成分勢力図が変わる可能性もあるので、サクランから目が離せませんね!