ホスホリパーゼという成分を耳にしたことはありますか?初めて聞いたという人が多いのではないでしょうか。体の調子を整えたり、ダイエットにも効果があるなど注目されている成分なので、これを機会に知っておくと良いかもしれません。
目次〜この記事に書かれていること〜
ホスホリパーゼとは?
ホスホリパーゼは、リン脂質を分解してくれる酵素を総称した呼び名です。主にホスホリパーゼA1(PLA1)・A2・B・C・Dの5つの種類に分けられていますが、今回取り上げる中で重要となるのはA1とA2になります。
ホスホリパーゼA1
ホスホリパーゼA1は、主にヘビの持つ毒の成分ですが、リン脂質(レシチン)から脂肪酸を作る時には代謝にも働きかける成分です。レシチンは、ざっくり言うと全ての動植物の細胞内に存在している主要成分。ヒトの体の中には水分と油分が両方存在していますよね?ご存知の通り水と油は同化することはありませんが、この両者の間に立って、水に溶けない油を水分中に溶け込ませるものこそ、レシチンの働きによるものです。
ホスホリパーゼA1はレシチンからリゾレシチンと脂肪酸を作り出します。リゾレシチンは従来のレシチンよりも温度変化に強く、またカルシウムなどが一緒に含まれていても劣化しにくいという特徴があるので、より水分と油の調和がとれ、脂肪をエネルギーとして蓄えたり消費したりするのに役立つのです。この特性を活かして、最近では食品の加工などにも使われるようになりました。レシチンが正常に働くことで私たちの体内にある細胞が正常に排泄を行い、デトックス効果も生まれるのです。
ホスホリパーゼA2
もう1つのホスホリパーゼA2は、脂肪酸とリゾレシチンを遊離する働きがあります。リゾレシチンを過剰摂取するとデメリットをもたらす可能性があるのも事実です。ホスホリパーゼA2が不飽和脂肪酸のひとつであるアラキドン酸を遊離することでアレルギー症状を引き起こしやすくなることもありますが、これもその1つです。
参考までに東京大学薬学部の研究結果はこちら。難しい言葉が多いですが詳しく知りたい方はチェックしてみてください。
ホスホリパーゼの機能
ホスホリパーゼが体にもたらすメリット
ホスホリパーゼは体内でデメリットよりもメリットを多くもたらします。レシチン=リン脂質ですが、同じ脂質でもコレステロールとは別なものになります。コレステロールは体内に蓄積されると動脈硬化など命に係わる重篤な病を引き起こすことで知られていますよね。コレステロールを体中に万遍なく運搬するのがLDL、過剰なコレステロールを取り除くのがHDLなのですが、これらをくっつける役割を持っているものこそ、レシチンなのです。また、レシチンには細胞壁や動脈の壁を厚く強固にする働きもあるので、簡単に言えば動脈硬化の原因を緩和してくれるうえに、細胞壁の強化までできるのが特徴となっています。
ホスホリパーゼが含まれている食品
体内に嬉しい効果をもたらすホスホリパーゼですが、どんな食品に含まれているのかと言うと、実は身近な食品にも含まれています。例えば、チョコレートやマーガリン、パン生地などにも含まれているので、決して珍しいものではありません。ホスホリパーゼと言うと必ず付随してくるのが「きゅうり」「ダイエット」というキーワードですが、その通りできゅうりにも含まれています。むしろ、きゅうり以外の食品ではマヨネーズやアイスクリームなどダイエットに関連しなそうな食品ばかりなので、きゅうりが注目されているのもうなずけますよね。ヘルシーでダイエットにぴったりな食品ですから、効率良く健康的に摂取したいのならきゅうりを食べるのがおすすめです。
きゅうりを食べたことで得られるメリットとは?
ホスホリパーゼを多く含むきゅうりを食べると、どんなメリットがあるのでしょうか。まず先述したように、ホスホリパーゼそのものがもたらすデトックス効果・細胞壁の強化・コレステロールを抑えるといったメリットがありますよね。このほか、きゅうり自体が持つダイエット効果も加わるので、さらに効果を得やすいと言えます。きゅうりにはカリウムが含まれているので、浮腫み改善にもつながります。ホスホリパーゼの持つデトックス効果も合わさって体内から余分な毒素を抜き出してくれるので、スッキリとしたボディに近づけそうですよね。また、きゅうりはもともとカロリーが低く、そのほとんどが水分で出来ている野菜です。そのため、毎日の食事に取り入れてもカロリーが増えることはなく、安心して摂取できると言えるでしょう。
おすすめのホスホリパーゼの摂取方法
ホスホリパーゼを摂取するには、きゅうりをすりおろして食べるのがいいとされています。すりおろすことで酵素の成分が増えるので、より効果を得られやすいと言えます。毎日1~2本のきゅうりをすりおろして食事と一緒に摂取するだけなので、簡単に摂取しやすいですよね。すりおろし器は、金属製を使うのがおすすめです。プラスチックやセラミック製のものよりもすりおろす部分が鋭利になっているので、細胞膜を壊しやすく、より酵素の増幅に期待できます。また、腸内の環境も整えてくれるので便秘改善や肌がきれいになるなどの嬉しい効果も期待できますよ。
きゅうりでホスホリパーゼを摂取するときの注意点
ホスホリパーゼの摂取を目的にきゅうりを食べる時、注意してほしいポイントがあります。まず、酵素が熱に弱いので火を通さずに食べた方が良いということ。きゅうりは冷やしたままで、すりおろして食べましょう。すりおろすと酵素の成分が増幅しますが、逆に時間が経つほど酵素成分が抜けてしまうので効果が半減してしまうというデメリットも持ち合わせています。そのため作り置きはせず、食べる直前にすりおろして速やかに食べきりましょう。
次に、きゅうりの持つ成分によるデメリットですが、きゅうりには体を冷やす効果もあります。夏に旬野菜となっていることからも分かりますよね。しかし、冷え性の人にとっては体をさらに冷やして代謝を下げてしまう働きもあるので、普段から冷え性に悩んでいる人にはきゅうりは不向きです。食べ過ぎないように注意して摂取するか、体を暖めるダイエット方法を試した方がいいでしょう。最後に、極端な摂取をひかえることです。きゅうりに限ったことではありませんが、どんなに健康に良いとされている食品でも過剰摂取は逆効果をもたらします。きゅうりの場合はカロリーが低いので置き換えダイエットに使っている人も多いようですが、栄養価も低いのでバランスが乱れて不健康になり、健康的なダイエットができません。
またホスホリパーゼA2の部分で触れたように、過剰摂取はアレルギー反応を引き起こしてしまう可能性があることにも注意しましょう。きゅうりにはホスホリパーゼが豊富に含まれていますが、食べたからと言って全ての人の脂肪燃焼に効果があるというものではなく、あくまでも代謝を上げて痩せやすい体を作れるということですので、この点にも注意してくださいね。
ホスホリパーゼが配合されているサプリメントってないの?
ホスホリパーゼがダイエットに効果があるなら効率よく摂取するためにサプリメントがベスト!って考えている人も多いですよね?調べた人も多いと思いますが、「ホスパリーゼ ダイエット」と検索してもサプリメントが全くヒットしないです。なんだ~サプリメントで摂取できないならきゅうり食べるしかないか~って残念な気持ちになって人も多いはず(笑)でも、少し考え方を変えれば良いだけなんですよ~!ホスパリーゼって酵素の一種ですよね?つまり、酵素を配合しているサプリメントを摂取すれば良いわけです!ホスパリーゼだけが配合されたものがないのであれば、酵素配合のサプリメントでダイエットにチャレンジしてみるのもアリだと思いますよ!そこで、酵素が配合されているサプリメントを少しだけ紹介しますね♪
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創業48年健康食品の老舗が手掛ける野菜サプリメント

AFCが販売している25品目の野菜&果実粒は、酵素系サプリメントではありません。きゅうりを使用しているサプリメントなので、番外編的な位置づけで紹介しました。このサプリメント自体ダイエット効果があるわけではありませんよ(笑)どちらかと言えば、野菜不足を補うためのサプリメントといったところですね!
まとめ
なかなか聞き慣れない成分・ホスホリパーゼですが、痩せやすい体作りをサポートしてくれることが分かりました。スーパーなどでも手軽に購入できる野菜であり、また摂取方法もすりおろして食べるだけなので簡単ですよね。今日からでも始められる簡単な方法なので、健康な身体を目指す人は、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。